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同人的要素が含まれますのでご注意下さい。 当管理人嘉月が、思いつくままに書き散らしている処です。
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(注:若干ディノヒバです)

「哲……それは何?」
「あの…それが…恐らく跳ね馬ディーノからの贈り物かと」
 草壁は、リボンのかけられた大きな贈り物(明らかにプレゼントだ)を困惑気味に見、荷札の差出人の名前を、恐々と口にした。
「ふ~ん…。いらないよ、そんなの」
「おいおい、恭弥そりゃねーだろ?」
 嫌そうに端正な顔を歪ませていったヒバリは、明るい声と共に現れた人物を見やって、溜息を吐く。
「オレからの、誕生日プレゼントなんだ、受け取ってくれたっていいだろ?」
「ワオ、なんだいその理屈?」
「ほら、財団を立ち上げたんだし、スーツは何着あったって困んないだろ?」
 ヒバリの言葉にめげずに、プレゼントあえて開けたディーノは、そう言って中身を見せる。
「それはあなたの理屈でしょ。僕は、あなたからそんなものを貰う気はないよ。さっさと持って帰って」
「なんでだよ? 別にあったっていいだろ?」
草壁はなかなか折れないディーノに、ヒバリがトンファーを持ちだすのでは、とハラハラしていたが、意外にも違った。
「スーツは困らないけれど、あなたが選んで買っていたモノを着るなんて、絶対に嫌だ。しかもイタリア製なんて、反吐が出る。そんなに買いたいなら、今度はお金を持ってきてよ」
 容赦のないその言葉に、ディーノは一瞬面くらう。そうして、ヒバリをまじまじと見…ついで、スーツに視線を下した。
「判った…今度からは、そうする」
そうして、深いため息を吐く。スーツを持って部屋を出て行こうとしたディーノは、しかしそこで立ち止まる。
「でも、恭弥一言だけ言わせてくれ。Buon Compleanno KYOYA」
「……」
 ディーノの言葉に、けれど無言のヒバリ。諦めて踵を返したディーノに、ヒバリの言葉がかかる。
「ねぇ、僕に何か言いたいなら、僕の国の言葉で言って」
 その言葉に、ディーノは苦笑を零すと、大股でヒバリに近付く。そして――。
「誕生日おめでとう、恭弥。 おまえが産まれてきたことを、俺は感謝してる」
「……全く、イタリア人は本当にキザだね、信じられないよ」
 
けれど、いつものトンファーが出てくることはなく、満更でもないのかもしれない、と草壁は思ったのだった。
 
 
--fin--


---------------------------------
即席ヒバ誕。 
雲雀さん誕生日おめでとうございます。 家人から風紀委員から、むしろ町中で祝ってそうだな、雲雀さん誕生日。並盛の休日な扱いかも?!

初DHでし…残念な出来で申し訳ない。
殆どヒドイ扱いで報われないけど、まったくめげないディーノさん。雲雀のぼこり愛を判ってると思うんだ。
たまーに見せる雲雀のデレで、ディーノは報われるんだよ。という…でも、黒いディーノも結構好物です。…・ディノヒバ出直してきます…。


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「先輩って、ルッスさんとロンゲ隊長に育てられたようなもんですよねー」
「あぁ゛?!」
フランの突然の爆弾発言に、ベルの機嫌が一気に下がった。
「だってー、8歳からヴァリアーに居るんでしょー?」
「だからってなんでそうなんだよ?!」
「そう言われてみればそうよねー」
聞き捨てならない発言に言い返したベルの声と、ルッスーリアの陽気な声が重なった。
更に機嫌が悪くなるベルを余所に、ルッスーリアがフランの発言に同意する。
「だって、来た時は挨拶も碌に出来ない…いただきますも言えない「ワガママ王子様」だったのよぉ~、それをあたしとスクアーロが、何とか最低限度の礼儀を教えたのよねぇ~」
「あぁ、なるほどー。やっぱりですかー」
「でもどうして、急にそんなこと言い出したの?」
不思議そうに訊ねるルッスーリアに、悪びれなくフランは宣う。
「さっきのロンゲ隊長とルッスーリアさんとベル先輩のやり取り見てたら、まるでお父さんとお母さんみたいだなぁって…で、そう言えばベル先輩は子供の頃からここにいたんだなーって思って……あぁ、そっか。この二人に育てられたから、だからこんなに性格歪んじゃったんだな、って」
「…………フランちゃん、殴っていいかしら?」
 
一気に声が下がったルッスーリアの言葉が終わらないうちに、ベルから多量のナイフが飛んできたのだった。
 
+ + +
 
「つーかさ、お前人のこと言えんの?」
「言えますけどーなんでですかー?」
「お前こそ、あの六道骸の弟子な上、あれが育ての親なんだろ?そりゃぁ、性格捻くれるよなー」
「大丈夫ですーミーは、ああはなりたくない、ていう物凄い見本を前にしてたんで―。この上なく真っ当ですー、所謂、反面教師って奴ですね―」
「そんなことないわよ―、二人で登場して来た時なんて、息ぴったりで。あぁ、あの師匠にしてこの弟子なんだな、ってフランちゃんの師匠が判った時、みんな納得だったのよぉv」
 
…end
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スミマセン、尻切れ。ただのギャグっていうかヴァリアー編ボックス、ホクホクで買ってきてまず、座談会見たんですけど、湯/澤さんと広/樹さんの藤/原君への面倒の見方見てもう、ホントママとパパみたいで(笑)ふと降ってきたネタ。 ルッスとスクが、我儘放題の8歳王子を、何とか最低限度教えたのかなーとか、ルッスは、いただきますとごちそうさま言わないと、ご飯あげないとかしそう。 逆に、霧師弟…フランの毒舌とあの性格は、やっぱり骸の影響ありそうなんですよね。 フラン幼少期とか書きたい―

*骸がフランの師匠設定です。
 白蘭にミルフィオーレのアジトで閉じ込められた骸が、脱出する時の話。


「隼人じゃん、何お前、また来てんの?」
「うるせーな。俺は仕事で来てんだよ。遊びに来てるみたいに言うんじゃねー!」
「仕事ねー、お前それってパシリじゃね?」
「ふざけんな!俺は10代目の右腕としてだなぁ…」
「はいはい。なぁ、ところでお前、今日あのボックス持ってる?」
「あ?」
「猫みたいのが入ってるやつ」
「瓜のことか?」
「そう、それ。王子、それ見てみたいんだけど」
「んでだよ。俺は仕事で来てるって言っただろ!忙しいんだよ、てめーと遊んでる暇はねーの」
「でも、どうせボスがサインすんの待ってんだろ?…だから良いじゃん、ちょっとくらい。王子、猫好きなんだよね。代わりに王子のミンク見せてやるから、良いだろ?」
そう言うと、さっと開匣するベル。
ミンクは、現れるとベルの首元に潜り込んで落ち着いた。獄寺の方に、ベルによく似た態度でバカにするような視線を向けるのが、非常に気にくわない。

「それとも何、お前、見せらんねーほど貧相な猫なの?まー王子のミンクの高貴さに比べたら、しょせん猫だし―お前が飼ってんじゃ、な」
言ってベルはミンクの頭をなでる。気持ち良さそうにミンクは眼を細めている。
「んだとてめー、瓜は、こう見えてもレアボックスの猫だぞ!そこまで言うなら見せてやる!!」
ベルの挑発にとうとう乗ってしまい、獄寺は言って開匣する。
と同時に、ガチャリと扉が開いて、現れた人物が声を上げた。

「あぁ!!」
驚いてそちらを見れば、一番にカエルの被り物に目がいきぎょっとした。
…一瞬驚いたが、たしか最近入った新しい霧の幹部だと獄寺は思い至る。ちょっと挨拶をしただけで、話したことはない。
そんなことを思っていると、舌打ちが聞こえた。
驚いてそちらを見れば、その人物が白けた眼を自分に向けている。
「アンタ、なに開匣してんですか?戦闘中でもあるまいし、他の本部に来て、ボックス兵器開匣とか、バカですか?」
「なっ?!バカだと?!俺は、十代目の右腕で頭脳派の」
「何が頭脳派ですか、自称の間違いでしょ。堕王子の言葉に簡単に騙されて開匣しちゃうくらいですから、たかが知れてますねー」
殆ど初対面にもかかわらず、一応歳も立場も上である筈なのに容赦のない毒舌を浴びせられて、獄寺は怒るというよりも面くらった。
思わずベルを振り返れば、ベルはひどく楽しそうで。
「ちょっ…ベルお前、笑ってんじゃねー。なんだんだよ、あいつ!」
「おまえもあったことあんだろ?新しい霧の幹部で、俺のかわいくないコーハイ♪」
「…大体、アンタベル先輩と初対面じゃないんですよねー?堕王子が猫好きとか嘘に決まってるじゃないですかーミンクと嗾けて遊びたいだけですよー」
「え?」
「そ、何お前、もしかし信じてたの?やっぱバカだなー」
「てっめー」
またしても睨みあいを始めた二人と同時に、眼が合ってしまったミンクと瓜が睨みあいを始めた。
唸り声を上げる2匹に流石にまずいと焦る二人。
2匹を宥めようとすれば、ミンクは、一応ベルの肩にいるが毛が逆立っている。
獄寺は、ボックスに戻そうと匣を向ける。
「瓜、戻れ!」
しかし、完全に無視する瓜。
「言うこと聞かないボックス兵器を、人んちで開匣とか、ホント有り得ないですー…大丈夫ですかあの人?脳みそ入ってんですかー?」
フランの毒舌に青筋を立てつつも、それに反論する余裕のない獄寺。
とそこへスクアーロが扉を開けて入ってきた。

「ヴぉおおい!」
「あースクアーロ先輩。いいところに。アレどうにかして下さいー。…ボンゴレの嵐属性の人って、頭弱い人ばっかりなんですねー」

『んだとっ!!』
重なった二人の声。

「スクアーロ隊長、雨属性のアーロ出して、止めてあげて下さいよ。漏れなく水浸しですけどー」


 
眼の前に繰り広げられる状況とフランの毒舌に、スクアーロは頭を抱えた。
そんな日常?
 

 
--fin--



時系列的にはフランが入ってすぐ位? 嵐同士の二人がこんな感じで仲良い?!と楽しい。歳近いしね!
フランの毒舌は、対守護者でも関係なく繰り広げられるとイイ!!
ザンプの展開的に、なんかおかしくなりそうなんで急いで載せた次第。 続きでザンプネタばれ的補足。
(注:ザンスク風味)
 
 
 
始めてお前に会った時、その炎に俺は惚れたんだ。その、周囲も、そして自身さえ焼き尽くすほどの憤怒の炎に。
ヴァリアーのボスは、テメーしかいねぇ、あの時、そう、確信した。

剣帝と闘った時に失った左手は、剣帝にでも、剣の道に捧げたんでもねぇ。これからのヴァリアーとボスであるお前へ捧げたんだ。



この左手は忠誠の証。
そうして、このリングと右手は、お前の憤怒を護る為にある。
 

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華鏡 さまより(一の御題 log.7-17 左手に忠誠を、右手に愛を )


ザンスクも好きです。 
WJの鮫の行方が気になって仕方ありませんっ!!
というわけで、それが判るまでに書いてしまおう、でした。
でも、実はザンスク読んだことないとか…←
ザンスクってどんなのですか?!
勉強してきますー
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