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同人的要素が含まれますのでご注意下さい。 当管理人嘉月が、思いつくままに書き散らしている処です。
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「ねぇ、先輩。 例えば、明日世界が滅亡するとしたら、どうしますかー?」

「やりたいことを思いっきりやる」

「へー。先輩のやりたいことってなんですかー?」

「ししっ。おまえを、ぶっ殺すこと♪」

「うわー、奇遇ですねー。ミーも、世界に殺される前に、先輩を殺しに行きますー」


――どうか、世界が終るその前に…
 
   世界の果てで、キミを待つ――
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(注:若干ディノヒバです)

「哲……それは何?」
「あの…それが…恐らく跳ね馬ディーノからの贈り物かと」
 草壁は、リボンのかけられた大きな贈り物(明らかにプレゼントだ)を困惑気味に見、荷札の差出人の名前を、恐々と口にした。
「ふ~ん…。いらないよ、そんなの」
「おいおい、恭弥そりゃねーだろ?」
 嫌そうに端正な顔を歪ませていったヒバリは、明るい声と共に現れた人物を見やって、溜息を吐く。
「オレからの、誕生日プレゼントなんだ、受け取ってくれたっていいだろ?」
「ワオ、なんだいその理屈?」
「ほら、財団を立ち上げたんだし、スーツは何着あったって困んないだろ?」
 ヒバリの言葉にめげずに、プレゼントあえて開けたディーノは、そう言って中身を見せる。
「それはあなたの理屈でしょ。僕は、あなたからそんなものを貰う気はないよ。さっさと持って帰って」
「なんでだよ? 別にあったっていいだろ?」
草壁はなかなか折れないディーノに、ヒバリがトンファーを持ちだすのでは、とハラハラしていたが、意外にも違った。
「スーツは困らないけれど、あなたが選んで買っていたモノを着るなんて、絶対に嫌だ。しかもイタリア製なんて、反吐が出る。そんなに買いたいなら、今度はお金を持ってきてよ」
 容赦のないその言葉に、ディーノは一瞬面くらう。そうして、ヒバリをまじまじと見…ついで、スーツに視線を下した。
「判った…今度からは、そうする」
そうして、深いため息を吐く。スーツを持って部屋を出て行こうとしたディーノは、しかしそこで立ち止まる。
「でも、恭弥一言だけ言わせてくれ。Buon Compleanno KYOYA」
「……」
 ディーノの言葉に、けれど無言のヒバリ。諦めて踵を返したディーノに、ヒバリの言葉がかかる。
「ねぇ、僕に何か言いたいなら、僕の国の言葉で言って」
 その言葉に、ディーノは苦笑を零すと、大股でヒバリに近付く。そして――。
「誕生日おめでとう、恭弥。 おまえが産まれてきたことを、俺は感謝してる」
「……全く、イタリア人は本当にキザだね、信じられないよ」
 
けれど、いつものトンファーが出てくることはなく、満更でもないのかもしれない、と草壁は思ったのだった。
 
 
--fin--


---------------------------------
即席ヒバ誕。 
雲雀さん誕生日おめでとうございます。 家人から風紀委員から、むしろ町中で祝ってそうだな、雲雀さん誕生日。並盛の休日な扱いかも?!

初DHでし…残念な出来で申し訳ない。
殆どヒドイ扱いで報われないけど、まったくめげないディーノさん。雲雀のぼこり愛を判ってると思うんだ。
たまーに見せる雲雀のデレで、ディーノは報われるんだよ。という…でも、黒いディーノも結構好物です。…・ディノヒバ出直してきます…。


ベルフェゴール&フランVS『ドリームハイパーバトル!Wii』


「先輩、女装癖があったんですね」
 ベルの部屋に書類を届けに来たフランは、ポツリ、と呟いた。
「あぁん?」
「だって、コレ明らかに先輩サイズじゃないですかー最初っから着る気だったってことですよね?」
 そう言ってフランは、発売されたばかりの『REORN olore!』の某ページを開いてみせた。
 ベルが、何言ってんだ? とそれを見やっている内に、更にフランの言葉が続く。
「まず、なんでこんな服があるのかとか、ベル先輩が買ってきたのかとか、先輩こういうのが趣味なんですか?とか…もうイロイロつっこみどころ満載なんですけどー」
「あぁ、それかよ。…それは、ルッスに貰ったの! なんか、何年か前の宴会で使おうかと思って買ったとかなんとか。でも自分は着れないからって、王子に押し付けてったんだよ!」
「でも後生大事に持ってたんですよねー」
「たまたま出てきただけだっつーの!」
「ホントですかー?」
 疑い深い眼ざしを向けるフランに、ベルはあの時のことを思い出しながら、そもそも、と語気を強める。
「つーか、女装って王子着てね―し!」
「じゃあ、マーモンさんに着せたんですかー?」
「どっちも着てねーよ!!」
 その言葉に、微かに驚いたようだったが、不審げな眼ざしは変わらない。
「途中まで互角だったんだよ!そんで、最後の決着って時に、スクアーロが邪魔したんだよ!」
「ロンゲ隊長が邪魔ですかー?」
 明らかに信じてないという視線。
「邪魔っつーか、任務の時間過ぎてて、怒鳴りこまれたんだよ!そんで、おしまい。 おしかったなぁ~」
「ほら、やっぱり着たかったってことでじゃないですかー?」
「だっからちげーって! いいぜ、そこまで言うなら勝負してやんよ?」
「しょうがないですねー。今度はちゃんと先輩に着せてあげますー」
 ベルは、フランの言葉を待たずにクローゼットの奥、物置状態になっているそこへ行ってゴソゴソと目的のものを捜し出す。
「ししっあった!」
「やっぱ好きなんじゃないんですかー。そうやって取ってある辺りが怪しいですー」
 フランの言葉を無視して、ベルは今度はゲームの準備をする。
「おまえも手伝えよ!」
 フランは溜息を零すと、無駄に大きいテレビとの配線を手伝った。
 
「ミーこう見えても、ゲーム強いですよー? あのナッポーの弟子ですしー」
「言ってろ! 王子だってつえーし。カエルに王女服着せてやっから楽しみにしてろ!」
「うわぁ、先輩。 着る方だけじゃなくて、女装プレイが好みだったんですねー。痛いですー」
「んなわけあるかよ! いーからとっとと始めんぞ?」
 
 + + +
 
I’m Winner♪」
 ガッツポーズで喜び、王女服をフランに投げてよこすベル。
「……ったく、しょうがないですねー。でも、ミー似合っちゃいますよー? 先輩惚れても知りませんからー」
 そして――。

「……」
「先輩? どうですかー? 念願叶ったご感想をどうぞー」
「…ヤッベ、超カワイイ。……お前王子の姫決定な♪」
「はい?!」
 
・・おわり・・
 

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SCCお疲れ様でした。 拙スペにお越し下さった方、御手に取って下さった方、ありがとうございました。
↑はペーパーに載せたものとなっております。
リボコロネタ。マーモンと王子のあのイラストの10年後って設定。なので、タイトルもあえてそのままで。ホントは&じゃなくて×がいいんですけど!
あの服フランが着たら、すごい犯罪的なことになると思うんだ!(笑)(たぶん十年前の王子が来てもヤバかったお思うけど(笑)  そんでフランが着たら、ベッド装備ですからね、そのまま襲われること請け合いです(笑)

「先輩って、ルッスさんとロンゲ隊長に育てられたようなもんですよねー」
「あぁ゛?!」
フランの突然の爆弾発言に、ベルの機嫌が一気に下がった。
「だってー、8歳からヴァリアーに居るんでしょー?」
「だからってなんでそうなんだよ?!」
「そう言われてみればそうよねー」
聞き捨てならない発言に言い返したベルの声と、ルッスーリアの陽気な声が重なった。
更に機嫌が悪くなるベルを余所に、ルッスーリアがフランの発言に同意する。
「だって、来た時は挨拶も碌に出来ない…いただきますも言えない「ワガママ王子様」だったのよぉ~、それをあたしとスクアーロが、何とか最低限度の礼儀を教えたのよねぇ~」
「あぁ、なるほどー。やっぱりですかー」
「でもどうして、急にそんなこと言い出したの?」
不思議そうに訊ねるルッスーリアに、悪びれなくフランは宣う。
「さっきのロンゲ隊長とルッスーリアさんとベル先輩のやり取り見てたら、まるでお父さんとお母さんみたいだなぁって…で、そう言えばベル先輩は子供の頃からここにいたんだなーって思って……あぁ、そっか。この二人に育てられたから、だからこんなに性格歪んじゃったんだな、って」
「…………フランちゃん、殴っていいかしら?」
 
一気に声が下がったルッスーリアの言葉が終わらないうちに、ベルから多量のナイフが飛んできたのだった。
 
+ + +
 
「つーかさ、お前人のこと言えんの?」
「言えますけどーなんでですかー?」
「お前こそ、あの六道骸の弟子な上、あれが育ての親なんだろ?そりゃぁ、性格捻くれるよなー」
「大丈夫ですーミーは、ああはなりたくない、ていう物凄い見本を前にしてたんで―。この上なく真っ当ですー、所謂、反面教師って奴ですね―」
「そんなことないわよ―、二人で登場して来た時なんて、息ぴったりで。あぁ、あの師匠にしてこの弟子なんだな、ってフランちゃんの師匠が判った時、みんな納得だったのよぉv」
 
…end
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スミマセン、尻切れ。ただのギャグっていうかヴァリアー編ボックス、ホクホクで買ってきてまず、座談会見たんですけど、湯/澤さんと広/樹さんの藤/原君への面倒の見方見てもう、ホントママとパパみたいで(笑)ふと降ってきたネタ。 ルッスとスクが、我儘放題の8歳王子を、何とか最低限度教えたのかなーとか、ルッスは、いただきますとごちそうさま言わないと、ご飯あげないとかしそう。 逆に、霧師弟…フランの毒舌とあの性格は、やっぱり骸の影響ありそうなんですよね。 フラン幼少期とか書きたい―

夜23時を過ぎて任務から戻ってきたベルは、ボスに報告を終え自室へとアジトの廊下を歩いていた。
ポケットの中にある立方体の箱を手のひらで転がしながら、さてどうやって渡そうかと、生意気な後輩、のスケジュールを思い出していた。
談話室の前を通りかかると、明かりが洩れていて足を止める。
癖で気配を殺して中を覗くと、目当ての後輩が机に雑誌を広げたまま組んだ腕の上に突っ伏していて、驚く。
めずらしー。
内心で呟き、少し眼を見張る。起こさないように細心の注意を払いながら、フランに近付いていく。
手の届く距離まできて、フランを見下ろす。
カエルを被ったままなのは感心だが、頬をつけた側がへしゃげている。少し横向で寝顔を晒していて、すーすーと小さく寝息を立てるフランに、自然と顔が綻ぶ。
「信じらんね―ちょー無防備。…こんな顔、他の奴に見せんなよ」
見つけたのが、王子で良かった。
そんな事を思いながら、すべらかな頬に手を伸ばす。
下敷きになっている雑誌は良くフランが暇つぶしに捲っているそれで、もしかして、待ってたのか?と嬉しくなる。待ってたと言わせてみたいけれど、恐らく聞いたところで、この素直じゃない後輩が、簡単に言うとは思えなくて、その様子を思って苦笑する。
壁の時計を見れば、23時30分を回ろうという時刻。このまま眺めていたい気もするけれど、ポケットの中のソレはやはり今日中に渡したい。
ベルは、ししっと楽しげな笑いを一つ零すと、触っていたフランの頬を唐突にムニッと引っ張った。

途端フランが、がばっっと、起き上がる。
引っ張られた頬をさすりながら、真横に立っているベルを見て、眼を見開く。

「げっっ、ベル先輩!?」
「んだよ、その反応。ししっ、お前、涎垂らしてたぜ?」
「う、嘘です、垂らしてないですー」
そう言いつつも、焦って口元をぬぐうフランに、ウソだって、と笑って告げながら、そのカエルの上に、トンっとポケットから取り出した、箱を載せた。
「やる」
「なんですかー?」
落とさないように上目遣いでそれを見ながら、こわごわと載せられた箱に手を伸ばす。
注意深く頭上から下ろしたそれは、薄いオレンジの包装紙にグリーンのリボンが巻かれ可愛くラッピングされた立方体の箱で、ご丁寧に Happy Valentine と書かれている。
まじまじと箱を見つめ、次いで驚いたようにベルを見上げるフラン。
そんなフランを面白そうに見下ろしていたベルは、なかなか箱を開けないフランに促す。
「早くあけてみろよ」
言われるままにリボンを解いて、ラッピングの下から現れたのは…。

「なっ!?」
透明なプラスチックケースに入ったどう見ても…

「カエル…」
茫然と呟くフランに、けれどベルは至極楽しそうで、弾んだ声で自慢げに言う。
「いいだろ?」
「良くないですー、せんぱーい、これどういう意味ですかー?嫌がらせにしては手が込みすぎですー」
「別に。見かけたから買ったんだよ。お前にピッタリだろ?」
「何がぴったりですか?!ミーはカエルじゃないって何度言ったら判るんですか、この堕王子は!」
いいつのるフランの抗議も、けれどベルには聞こえていないようで、上機嫌のままカエルチョコをもったフランを嬉しそうに眺め、あーでも、お前が食ったら共食いだな、などと宣う始末。
 
そんなベルに、諦めたフランは溜息を吐く。
「…先輩バレンタインのチョコ売場とかよく行きますねー、呆れますー」
ベル先輩が行ったら色んな意味で浮くし視線集めまくりだろう。店員の反応も気になるところだ。
遠目に売り場を眺めただけで、近付く気にならなかったフランとは大違いだ。
「だってオレ、王子だもん♪」
「いや、意味判んないですー」

白い眼を向けて言ったフランに、唐突にベルが手を差し出した。
「で、オレのは?」
「へ?」
「だから、バレンタインチョコ、くれんだろ?」
「や…なんでですか?」
眼を泳がせるフランに、けれど、ベルはフランの逃げをあっさり交わして当り前のように告げる。
「だって、バレンタインは恋人に贈り物をする日じゃん?」
余りにもまっすぐに言われたその言葉に、返す言葉を失って口籠る。

「フーラーン?」
ねだるような、甘えるような口調。
眼元は見えずとも、1ミリも疑うことのない期待の籠った笑みを浮かべているのが判る。
計算だか天然だか判らないが、こういうことが出来てしまう先輩は、本当にズルイと思う。

「……ったくしょうがないですねっ!!」
観念したフランは、ごそごそとポケットを漁って取り出したソレを、つっけんどんに差し出す。
 

瞬間その腕を引かれる。
ギュッと抱きしめられ、囁かれた言葉に眼を見張る。
 

「Ti amo.」
 
掠めるようなキスを一つ。
 
 
 
 
そうして、真っ赤になったまま固まるフランを置き去りに、フランからの板チョコをもった手をひらりと振って、満足そうにベルは部屋を後にしたのだった。
 
「あのキザ王子…っ!!」
いつもの毒舌は、けれどただの照れ隠しにしかならなくて、精彩を欠いている。
フランは、顔に上った熱を冷まし、ポーカーフェイスを貼りつけるまでにかなりの時間を要したのだった。
 
 
 
--fin--
 
 

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間に合いました、バレンタインネタです。
ベルが恋人同士って言ってますし、一応付き合ってる設定です。でも、まだ初々しい感じで(笑)
途中で、イタリアのバレンタイン調べてたら、やっぱり、チョコは日本独特なんで、これ設定おかしいんですけど…ベルがカエルの形のチョコをフランにあげるのがやりたかったんで、この路線で行かせて貰いました。
でもバレンタインの起源は、イタリアなんで本場ですね、…イタリアでは恋人同士で花とか贈り物をし合うみたいです。 
ベルフラだけじゃなくてルッスとかザンスクとかヴァリアー面子のバレンタイン話、…ていうかいっそディーノとか…イタリア版バレンタインもいつか書きたいなー来年?!


 
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