同人的要素が含まれますのでご注意下さい。
当管理人嘉月が、思いつくままに書き散らしている処です。
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ベルフェゴール誕生日祝いSSです。 かなり甘め?!
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「隼人じゃん、何お前、また来てんの?」
「うるせーな。俺は仕事で来てんだよ。遊びに来てるみたいに言うんじゃねー!」
「仕事ねー、お前それってパシリじゃね?」
「ふざけんな!俺は10代目の右腕としてだなぁ…」
「はいはい。なぁ、ところでお前、今日あのボックス持ってる?」
「あ?」
「猫みたいのが入ってるやつ」
「瓜のことか?」
「そう、それ。王子、それ見てみたいんだけど」
「んでだよ。俺は仕事で来てるって言っただろ!忙しいんだよ、てめーと遊んでる暇はねーの」
「でも、どうせボスがサインすんの待ってんだろ?…だから良いじゃん、ちょっとくらい。王子、猫好きなんだよね。代わりに王子のミンク見せてやるから、良いだろ?」
そう言うと、さっと開匣するベル。
ミンクは、現れるとベルの首元に潜り込んで落ち着いた。獄寺の方に、ベルによく似た態度でバカにするような視線を向けるのが、非常に気にくわない。
「それとも何、お前、見せらんねーほど貧相な猫なの?まー王子のミンクの高貴さに比べたら、しょせん猫だし―お前が飼ってんじゃ、な」
言ってベルはミンクの頭をなでる。気持ち良さそうにミンクは眼を細めている。
「んだとてめー、瓜は、こう見えてもレアボックスの猫だぞ!そこまで言うなら見せてやる!!」
ベルの挑発にとうとう乗ってしまい、獄寺は言って開匣する。
と同時に、ガチャリと扉が開いて、現れた人物が声を上げた。
「あぁ!!」
驚いてそちらを見れば、一番にカエルの被り物に目がいきぎょっとした。
…一瞬驚いたが、たしか最近入った新しい霧の幹部だと獄寺は思い至る。ちょっと挨拶をしただけで、話したことはない。
…一瞬驚いたが、たしか最近入った新しい霧の幹部だと獄寺は思い至る。ちょっと挨拶をしただけで、話したことはない。
そんなことを思っていると、舌打ちが聞こえた。
驚いてそちらを見れば、その人物が白けた眼を自分に向けている。
「アンタ、なに開匣してんですか?戦闘中でもあるまいし、他の本部に来て、ボックス兵器開匣とか、バカですか?」
「なっ?!バカだと?!俺は、十代目の右腕で頭脳派の」
「何が頭脳派ですか、自称の間違いでしょ。堕王子の言葉に簡単に騙されて開匣しちゃうくらいですから、たかが知れてますねー」
殆ど初対面にもかかわらず、一応歳も立場も上である筈なのに容赦のない毒舌を浴びせられて、獄寺は怒るというよりも面くらった。
思わずベルを振り返れば、ベルはひどく楽しそうで。
「ちょっ…ベルお前、笑ってんじゃねー。なんだんだよ、あいつ!」
「おまえもあったことあんだろ?新しい霧の幹部で、俺のかわいくないコーハイ♪」
「…大体、アンタベル先輩と初対面じゃないんですよねー?堕王子が猫好きとか嘘に決まってるじゃないですかーミンクと嗾けて遊びたいだけですよー」
「え?」
「そ、何お前、もしかし信じてたの?やっぱバカだなー」
「てっめー」
またしても睨みあいを始めた二人と同時に、眼が合ってしまったミンクと瓜が睨みあいを始めた。
唸り声を上げる2匹に流石にまずいと焦る二人。
2匹を宥めようとすれば、ミンクは、一応ベルの肩にいるが毛が逆立っている。
獄寺は、ボックスに戻そうと匣を向ける。
「瓜、戻れ!」
しかし、完全に無視する瓜。
「言うこと聞かないボックス兵器を、人んちで開匣とか、ホント有り得ないですー…大丈夫ですかあの人?脳みそ入ってんですかー?」
フランの毒舌に青筋を立てつつも、それに反論する余裕のない獄寺。
とそこへスクアーロが扉を開けて入ってきた。
「ヴぉおおい!」
「あースクアーロ先輩。いいところに。アレどうにかして下さいー。…ボンゴレの嵐属性の人って、頭弱い人ばっかりなんですねー」
『んだとっ!!』
重なった二人の声。
「スクアーロ隊長、雨属性のアーロ出して、止めてあげて下さいよ。漏れなく水浸しですけどー」
眼の前に繰り広げられる状況とフランの毒舌に、スクアーロは頭を抱えた。
そんな日常?
--fin--
時系列的にはフランが入ってすぐ位? 嵐同士の二人がこんな感じで仲良い?!と楽しい。歳近いしね!
フランの毒舌は、対守護者でも関係なく繰り広げられるとイイ!!
ザンプの展開的に、なんかおかしくなりそうなんで急いで載せた次第。 続きでザンプネタばれ的補足。